ママだからこそできる地方での働き方とは

ママだからこそできる地方での働き方とは

いつか地方で住んでみたいという思いにブレーキをかける大きな原因として、「お金の稼ぎ方が分からないこと」があります。

実際に地方で働く、となった時にイメージするものは何でしょうか。スーパー・コンビニのような店舗での接客業、市役所での事務員、畑仕事、他にもリモートワークなど、できそうな仕事は思いつきましたか?これら以外にも働き方は無いか探すためにインタビューをしてみます。

今回のインタビューでは、一般社団法人日本ふれあい育児協会の三上千賀代表にお話を伺いました。というのも、同団体では普通のママさんでもカリキュラムの内容を勉強することで場所を問わず働けるというのです。

三上さんは10数年のべ25,000組を越える親⼦を対象に⼦育て支援講座を開催されてきて、2016年に法人化後はイベント活動の他、講師認定制度立ち上げ、その資格を使った働き⽅まで教えられています。
ママだからこそできる地⽅での働き⽅とは具体的にどんな資格で、どのような働き⽅ができるのか?そのような内容を中⼼にお話を伺いました。

ママがニコニコしている社会を作る

———— 団体ではどのような活動をされていますか?

はい。中⼼の活動としては核家族化で乳幼児期の⼦どもとの遊び⽅が分からないと悩むママさんがいることに注⽬して、⼦どもと遊びながら学べたり、肩の力が抜けてホッとしたりできるような講座を各地の幼稚園、こども園と提携して年間で運営しています。子育てでは初めてのことも多く、おもちゃを買っても子どもとの遊び方がわからないとか、子どもとのかかわり方に悩むママも多くいるんですよ。

———— そうなんですか!確かに言われてみれば子供の教育を教わる場所って意外に無いですね。ちなみにこういった事業を始めたきっかけはあったのでしょうか。

子育て支援をボランティアではなく、仕事にしたいと思って幼児教育活動を始めました。また思いとしてはママがニコニコしていることが家庭において重要だと考えています。ママがニコニコしていると家庭内も良くなっていくと。なので幼稚園選びやママ友作り、遊び方教育といった子育てをしやすい環境作っていくなど支援する幅が広がっていった形です。

手形アートを活用した働き方とは

———— 当取材は地方での働き方について考えることをテーマとしておりまして、団体でされているの中で、地方での働き方について活用できそうなものってございますでしょうか。

協会で発行している「キッズ手形アート®」という資格を取得すると自分でイベントを開催したり、手形アートの商品販売をすることができます。個⼈事業主という働き方なので、働く裁量は自分次第。子育ての合間の隙間時間だけ働くなど、自分で決めることができることも魅力的だと思います。また、⼀般的な⼿形アートって出産時に取ることが多いのですが、ふれあい育児協会の手形台紙は赤ちゃん連れから⼩学⽣3〜4年⽣ぐらいまで喜ばれているのですが、デザインが可愛いんです!
⺟の⽇にお⺟さん自分のために作って〜!とお子さんにお願いする姿を⾒たりします(笑)この資格を活かして、伊勢丹、イオンモール、阪神百貨店といった企業さまでの開催実績があったり、日本最大級の大型イベントであるマタニティ&ベビーフェスタの集客⼿段として活⽤いただいています。

———— ちなみに資格というと何を勉強するものなのでしょうか。

⼿形を取るのって意外と難しくて、綺麗にとるためにはコツがいるんですよ。そのコツをオンラインでかつ、半⽇で取得できる形になってるんです。また、地⽅で働く際の失敗パターンあるあるとして、初期費用が高くてなかなか回収できなかったり、準備が⼤変なのでとん挫しちゃうような仕事もあります。⼿形アートだと台紙とインクがあればできちゃう⼿軽さは⼤きいと思っています。

ふれあい育児インストラクターとは

———— 他にも場所を問わず働くことにつながりそうな資格とかってありますか?

「ふれあい育児インストラクター」というものがあります。これはベビーマッサージ講師の認定資格です。これも手形アートと同じように活用できると思います。
ちなみオンラインでマッサージ指導も手形アートすることもできますね。

———— 具体的にはどのような資格なのでしょうか?

この養成講座では、マッサージのやり方・実習はもちろん、『赤ちゃんの発達過程等の知識』も含めて総合的に学習します。ベビーマッサージとベビササイズ®︎教室を​開くための講師資格です。ベビササイズ®とは赤ちゃんの成長発達に合わせた体操です。

———— いやらしい話ですが、、、どれぐらい売上出るものなのでしょうか?

イベントの規模や時間によってバラバラですが、日当たり1~5万円程度まで売り上げが出ている事例があったりします。それをハロウィンやクリスマスみたいなタイミングだったり、リピーターのお客さんを呼ぶみたいな流れでなんだかんだ毎月イベントを開いていくみたいな流れになります。

———— どういった方が資格を取られているのでしょうか?

主にガッツリ稼ぎたい!という人よりは主婦さんで自分のお小遣い分ぐらいは自分で稼ぎたい、というような方がされていますね。人に喜んでもらいたい!みたいなモチベーションの人が多いかもしれないです。あとは写真撮影とか他の商材を組み合わせたりしている人とかもいらっしゃいますね。

プロフィール

◆お名前◆

一般社団法人 日本ふれあい育児協会代表理事 三上千賀

◆経 歴◆

1998年3月 東京理科大学 理学部 卒業
1998年4月 東京三菱銀行(現 三菱東京UFJ銀行)入行
2004年8月 出産を機に退職
2006年2月 日本ベビーサイン協会認定講師となり「きらり」を開業。その後、全国唯一のマタニティベビーサイン認定講師に
2007年 ベビーマッサージ・ベビービクス講師資格他、乳幼児系資格を取得
2008年 おもちゃコンサルタントとして活動スタート
2013年 幼稚園向け派遣型親子教室スタート
2016年2月 一般社団法人日本ふれあい育児協会として活動を法人化、現在に至る
2016年10月 千葉県主催のちばビジネスプランコンペティション2016にて、子育て部門唯一のファイナリストに。千葉起業家大賞奨励賞を受賞

◆協会リンク◆

一般社団法人 日本ふれあい育児協会
https://www.fureai-ikuji.jp/

まとめ

今回は普通のママだからこそできる仕事を、資格取得という軸で考えてみました。頑張る方向性が定まらないとどうしても活動を始めることは難しいですが、資格を軸に走り出してみるといいかもしれませんね。

今回のインタビューを踏まえて地方で実践してみたい場合にはぜひ二拠点生活支援サービス「ADDLIFE」を活用してみてください。

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